検査
検査
院内では以下のような検査が可能です。
胸部X線 | 肺の病気の有無、心臓の大きさ、大血管の大きさを調べます。 |
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心臓は筋肉でできた臓器でその筋肉をわずかな電気が流れることで筋肉が収縮します。
この心臓の電気的活動を見るのが心電図です。
不整脈があるか、心筋の血液循環が不良(狭心症)ではないか、心筋の壊死(心筋梗塞)していないか
などがわかります。
日常生活をしている中で不整脈や心筋虚血が起きてるか。また動悸や胸痛などの自覚症状が心臓に起因しているものなのかどうかがわかります。
24時間心電図を記録し解析します。
探触子(プローブ)と呼ばれる機械をあて、超音波を装置から発信し臓器、組織から反射して返ってくる超音波を捉えて画像化することで検査を行います。
大きな呼吸をしたり、勢いよく息を吐きだしたりして肺の機能や気道の状態、肺の弾力性を評価します。
聞こえの検査です。難聴があるかどうかわかります。伝音難聴か感音難聴かはわかりません。
便潜血検査 | 便に血が混じってないかを目的として行われます。消化管(大腸)からの出血を調べるための検査です。 |
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腸内細菌検査 |
感染症を指定された項目(赤痢菌、サルモネラ菌、腸管出血性大腸菌O157)腸管出血性大腸菌、カンピロバクターなど |
ピロリ菌 | 便中に含まれるピロリ菌の抗原を検出することで保菌の有無を調べることができます。 |
白血球数 |
白血球は体に侵入してきた細菌・ウィルス・異物・有害物などをとらえ排除したり殺したりする働きがあります。高値は感染症の疑い、非常に高い値、低い値は血液の病気の疑いがあります。 |
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血色素(ヘモグロビン) |
ヘモグロビンは赤血球の中の物質で酸素を運ぶ働きをしています。低値は鉄欠乏性貧血の疑いや身体の内外で起きている出血、腎臓病によるもの(腎性貧血)腫瘍などが考えられます。 |
血小板数 |
血管が破れて出血した時に止血する役割があります。血小板の数が少なすぎると出血傾向となり、多すぎると血液が固まりやすくなります。 |
白血球像 |
白血球(好中球、好酸球、リンパ球の3つの区画がある)の形態異常、あるいは種類の偏りを明らかにする基本的な検査です。 好中球:炎症や細菌感染、白血病などで高値 好酸球:アレルギー性疾患、寄生虫疾患などで高値 リンパ球:ウィルス感染、白血病で高値 |
血糖 |
高値は糖尿病の疑いがあります。食事の影響が強いため空腹時に検査します。 |
ヘモグロビンA1c |
過去1~2か月の血糖値を反映する糖尿病の指標です。高値は糖尿病の疑いがあります。食事の影響を受けません。 |
CRP |
体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れます。慢性関節リウマチ、膠原病、結核の活動期、種々の細菌感染症や敗血症、がん、急性心筋梗塞、壊疽や怪我による組織の壊死や挫滅など |
Na、K、Cl |
血液中のナトリウム、カリウム、クロールの濃度を示します。嘔吐、下痢、脱水、腎疾患などで変動します。 |
肝機能 |
GOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTP(γ-GT)
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腎機能 |
eGFR 尿酸UA |
脂質 |
中性脂肪TG 総コレステロール HDLコレステロール LDLコレステロール |
甲状腺ホルモン |
甲状腺ホルモンにはT₃・T₄・遊離型T₃・遊離型T₄の4種類があります。また脳下垂体から分泌されるTSHは甲状腺ホルモンの調節に重要な働きをしています。血液検査では甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、甲状腺炎などの甲状腺の状態を知ることが出来ます。 |
尿中一般検査 |
尿から体内の状態が把握できます。 尿中の蛋白、糖、潜血を調べることにより、腎機能、代謝異常など糖尿病、腎・尿管結石などを診断します。 尿蛋白:尿中の蛋白の有無を調べます。腎炎、起立性蛋白尿 尿糖:尿中の糖の有無を調べます。血糖値が高いとき 尿潜血:尿中に混じる血液の有無を調べます。腎炎、尿道炎、尿路結石などで陽性 |
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尿沈渣 |
尿中に含まれる細胞(白血球、赤血球、上皮細胞)や細菌、結晶、円柱などを調べます。 腎疾患や尿路感染症、尿路結石などを診断します。 |